どうという事もない日々の記録

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久し振りにBSで映画を観る

セント・オブ・ウーマン/夢の香り [DVD]

セント・オブ・ウーマン/夢の香り [DVD]

この頃映画を観ることが少くなってきた。
偶にDVDを借りてくるのだが、どうかすると見ないままに返したり
面白く無いので途中まで観て返してしまったりということがある。
作品の所為では無く、もう2時間もこいうのを観る根気と体力が無くなったのが原因だと思う。

今日の午後、何か面白いのはないかとなにげにアチコチザッピングしていたら、
NHKBSプレミアムで「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」をやっていた。
学校の中のの風景が映っていた。アメリカの学園物かなぁ〜と言う感じで何気なく見ていた。
新聞で映画の題名を確認したのだがどうも記憶に残ってない。
暫く見ていると、主人公の学生が盲目の退役中佐の世話をするアルバイトを引き受けた。
この盲目の中佐がアル・パチーノで、この迫真の演技に引き込まれて最後まで見てしまった。

主人公の学生が校内でのいたずら事件の真犯人を目撃していてその真相を明かせば
ハーバード大への推薦状がもらえるし、言わなければ退学と言う立場に立たされる。
そういう状況下で感謝祭の休暇の間に退役中佐の世話係のアルバイトをする。

如何にもアメリカ映画という感じがしないのではないが、
普遍的な価値観を真正面から主張してくることには打たれるものがある。
観るべきシーンは結構あった。
中佐と若者が気持ちを通じてゆく流れ。タンゴのダンスシーン。
盲目の中佐がスポーツカーを運転するシーン。
圧巻は全校集会でのアル・パチーノの演説。
ラストシーンもいい。

観終わって Scent of a Woman のタイトルの意味がわかるような気がした。
「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」ではどうも中味に結びつかない。

久しぶりに良い映画を観せてもらった。