どうという事もない日々の記録

[ はてなブログ版] 出かけた時の記録や備忘録的なメモなど。

今月号は「創刊110周年記念特大号」と銘打った特別版

新潮 2014年 06月号 [雑誌]

新潮 2014年 06月号 [雑誌]

この雑誌とはずいぶんと長い付き合いだ。
毎月購入するようになったのは井伏鱒二氏の作品「姪の結婚」
(後に改題「黒い雨」)が連載されている頃だったと思う。
原爆を扱ったこの作品が連載されていて毎月買って読んだ記憶が残っている。
同じ年に数学者の岡潔氏と小林秀雄氏との対談「人間の建設」も長かったが印象に残る。
今月号に掲載されている「新潮110年史」によればこれら二作品が掲載されたのは
1965年(昭和40年)だからほぼ50年近い付き合になる。
今は掲載されてる作品をすべて読むだけの体力はないが、
目を引く作品は読み続けてゆきたいと思っている。
最近の作品では宮本 輝氏の「流転の海」シリーズが面白い。
時代背景が自分の過ごした時代と合致しているからかもしれないがなかなか良い。
第八部「長流の畔」が今月号から始まった。

今月号はかなり分厚く556頁 1300円だった。
(通常は330頁 950円程度)