台風19号 スーパー台風?
スーパー台風と言われていた台風19号も沖縄を通り過ぎて九州に接近するあたりで
中心気圧も上がりやや衰えはじめ、所々で傷跡を残しながらも日本列島を横切り
14日午前9時に三陸沖で温帯低気圧となった。
今回の台風19号は急速に発達し9日には中心気圧が900 hp まで発達。
いわゆるスーパー台風と言われる猛烈な強さとなった。
台風の怖さは子供の頃に何回か経験しているのが強く残っていて、
未だに近づいてくるとなんとなく不安な気分になる。
昭和20年代、まだ台風の名前が西洋の女性の名前が付いている頃だった。
秋になればいつも台風が来襲していたように思う。
家も古い木造の借家。終戦直後住宅事情も悪く雨戸の備えも無く、
台風が来るというと親父が畳を上げて下の板を窓に打ち付けていたのを覚えている。
記憶に残る台風 ***
◆ 1950(昭25)ジェーン台風(940hp) 何となく名前が記憶に残っている。
窓が壊れ、強い風が吹き込み被害を受けた。
◆ 1954(昭29)洞爺丸台風(956hp)台風が通り過ぎてほっとした後で
連絡船が沈没のニュース。多数の犠牲者が出たので記憶に残っている。
◆ 1959(昭34)伊勢湾台風(895hp)伊勢湾に貯留していた大木が高潮で名古屋の市街地に流入
最大の犠牲者が出た台風。当時も最大限に報道されたので記憶は生々しい。
◆ 1961(昭36)第二室戸台風(888hp)京都市も直撃。屋根の瓦が何枚か飛び、雨戸も飛ばされた。
強い風が吹く度にドンドンとたたきつけるような音がして家が揺れ動き、
いつ倒壊するかという恐怖感を味わった。
※【データーはネット検索】
今回の台風19号、当初の 900hp の勢力で上陸していたらどうなっただろうか?
異常気象が発生する今日。住宅事情やインフラが整った社会にはなったとはいえ
スーパー台風が上陸すればどれほどの被害が出るのだろうか。
備えあれば憂い無しというが、備えがあっても大丈夫とは言えないような気がする。
今朝、いつものウォーキングコース、桃山御陵まで歩いた時に撮ったものをいくつか〜
台風一過の秋晴れとはいかなかったが、参道には枯葉や落ち葉が散乱しているのは
機能の強風の所為だろう。台風で空気が入れ替わったのか遠くの見通しはよかった。