五山の送り火

今日はお盆の最終日。仏壇へのお供え膳も４日目。これで終わり。
今夜、午後８時に点火される五山の送り火でお迎えした精霊を冥府に帰す。


今年はこの大文字に関して一騒動。
津波で流された陸前高田市の松に願いを書いたものを大文字の護摩木として燃やす計画。
所が、燃やすということで、二転三転。結局中止ということになった。
京都市が「風評被害」を助長し、護摩木に願いを込めて書き込んだ東北の人に対して失礼な対応をしたことになる。
五山送り火保存会や、京都市の中止の判断は京都人としても随分と恥ずかしい思いをさせられた。
ま、先の短い老人と幼い子を持つ親御さんや妊婦さんとでは放射能に対する反応が自ずと異なるのは仕方ないかもしれない。
被災地のがれき処理の問題が未だに解決の目処を見出せてないのも、不安の根にあるのではないか。
放射能に対して過剰反応と思うところもあるのだが、かと言って自分にも確たる知識はない。


被災地の人々を支援しよう〜「たちあがれ日本」「絆」
言葉に発するだけなら容易な事だが〜
自らに火の粉がかかってきた時はどうなんだろう。食の問題など含め色んな問題が東北だけではなく日本を覆ってくるのではないか。


苦しみを共有し、支え合うというのは難しい事だ！


仏壇へのお供え膳４日目。これが最後です。
最後の日は送り団子です。
拝んだ後に、お盆のお供え物は近くのお寺へ納めに行き、今年のお盆は終わり。