どうという事もない日々の記録

[ はてなブログ版] 出かけた時の記録や備忘録的なメモなど。

大岩神社:深草トレイル

我が家から近い所にこんな場所があるんだという驚きが第一印象だった。
去年だったかタウン紙で「深草大岩山に散策路が完成」というのを読んだことがあり、一度歩いてみたいと思いながら未だに実現していない。
今月のカメラクラブの例会に持って行く写真も撮りに行きがてら大岩山と大岩神社から展望台への散策路を歩いてみることにした。
展望台までは歩いて20分ほどの距離というからそれ程の距離もなさそうだし(3キロ程度か?)、散策路とあったのでそういうイメージで歩いたのだが・・・

京阪電車藤森駅」出下車。ここは京阪の上に名神高速道路が横切り、改札を出たら東側には直ぐに疏水の流れがある。(この駅は普通か準急しか停車しない。)

この疏水にかかる橋をわたって本町通りへ出る。
ここを暫く南下すると東へ行く東西に走る大岩街道に出会う。
ここを東に曲がり、暫く歩くとお大きな病院「京都医療センター」(旧国立病院)が見える。

これを右手に見ながら東に向かって歩きJR奈良線の下をくぐる。

街道筋をひたすら東に向かって歩く。時間的には15分程度だろうか。
右手に赤い鳥居が見えてきた、ここが大岩神社への参道の入口か?
近づいてみると道標があり、そうであることが記されていた。
鳥居の奥は薄暗く、人の気配は全くない。道は狭くはないのだが・・・
とにかくこの道しか無いのでここを進むことにする。

背の高い竹が両側に生い茂り、道路には笹の葉が落ちて黄色く重なっている。
右手に川があるのだが流れが有るような無いような雑草が生い茂り良くわからない。
一本道だからここを進むしか仕方がない。

両側の竹は段々迫ってくるようだし、道幅も狭くなってくる。
道路は竹の葉の落ち葉で厚く覆われ地肌は見えない。

道標が見えてきた。なんか(´▽`) ホッとする。
歩いているコースには間違いがない。
ようやく赤い鳥居と「大岩神社」の石碑が見えてきた。

鳥居をくぐると更に上りの石段が続き、竹藪は終わったが深い木々が生い茂っている。

道も石段も何となく不安定。
「どくへび、まむしに注意」なんて看板を見ると気持ちいいものではない。

やっと大きな石造りの鳥居と赤い鳥居が見えてきた。
この石造の鳥居が堂本印象がデザインした鳥居だそうだ。
堂本印象氏のご母堂この神社によくお参りに来られた縁で鳥居を寄進されたそうだ。
鳥居の形も少し変わっているし、脊柱にもいろんなデザインの文様が彫られてあった。
石碑や祠もあるがどうもこれは本殿ではないようだ。

更に石段と山の坂道を登ると本殿が見えてきた。
やっと本殿に通ずる石段に出会う。
しかし、人の気配もなく、本殿も朽ち果て、提灯も破れたまま。
社務所らしき建物もあるがまるで廃屋。
この神社は肺結核にご利益があると言われかっては参拝者の人も多かったそうだ。

これが頂上にある展望台である。
京都南部伏見地区や西山の山並みがよく見え、見晴らしは悪くはない。


この展望台の側の大岩街道を少し北に向かうとこの鳥居に出会う。
これが本来の神社への入り口なんだろう。ここから入れば本殿は直ぐだ。

この辺り言ったは、ゴミの不法投棄が散乱していて荒れていたのを
地域の住民団体・農協、龍谷大・京都教育大・伏見工高の学生等が整備して
このコースが平成23年に完成したそうだ。




【大岩神社への地図】「+で拡大すれば大岩神社が表示されます。」
Google Map では拡大してもコースは表示されないようです。
[A] が大岩神社の位置です。



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