非公開文化財特別拝観の最終日。5日の東福寺に続き今日は下鴨神社へ行く。
京都に生まれ育ちながらここへ行くのは初めてである。
京阪電車の終着、出町柳地下駅から外へ出ると橋が見える。高野川と賀茂川の合流点でもある。見えてる橋は高野川に架かる河合橋で、この橋を渡って右に曲がり北へ向かうと、深い木立に入る。「糺すの森」である。
この森も含めて下鴨神社一帯が「古都京都の文化財」の一つとして世界文化遺産に指定されている。
この「
糺の森」は森というほどの大きさではないが、
京都市内の中で自然に出合える場所でもあり、
平安時代以前原生林の雰囲気を残していると言われている。この森の中央の通路が
下鴨神社への参道である。
この鳥居をくぐり抜けると、鮮やかな朱色の楼門(
重要文化財)が目に入る。この楼門の東西にこれも朱色の回廊が伸びている。
この真っ赤な楼門は30メートルの高さがある。それ程大きいというものではないが鬱蒼とした
糺の森や本殿の色合いの中ではひときわ目立つ建造物ではある。この楼門をの向こうは社殿が連なる。
この幣殿の向こう側に国宝の東西2棟の本殿がある。特別拝観でこれを拝観することは出来るのであるが、
東福寺同様ここも撮影は出来ない。
拝観をするためには神に近づくと言う事で、お祓いを受けて身を清めなければならないのが他の社寺とは異なっている。